【アクション告知】

■ 霞ヶ関アクション(原則毎月19日に開催) 今回変更あり
   日時:5
月18日(木)に変更 19時30分~20時15分
   場所:首相
官邸前(共謀罪廃案を求める全国行動後)
    ※衆議院議員会館前にて18時半からチラシ配布

■ 日曜アクション (第2、4の日曜日開催) 
   日時: 5月28日 16時~17時
   場所: 新宿東口 アルタ前広場
   内容: 街頭宣伝


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過去の見出し一覧->こちら

2016年10月31日月曜日

報告:10.30落合栄一郎先生の講演会を開催(裸の王様を哂い、自省と自立を促す少年のお話)

 先にお伝えしました落合栄一郎先生の講演会を開催しました。
 当日の映像と資料を下記に示します。

    ***************

感想「裸の王様を哂い、自省と自立を促す少年のお話」                   柳原敏夫

3.11以来、沢山の人の講演を聞く機会があったけれど、この日は特別な気がした。物知りになったのではなく、もしかしたら賢くなれるのではないかと思えたからである。
落合さんは専門家の一人だ。にもかかわらず、専門家から最も遠い、白雪姫の森の小人のような人だった。
なぜなら、落合さんの疑問はおよそ専門家らしからぬものだから--はたして放射線と命は共存できるのか、と? 
この疑問と正面から向き合うのは、放射能にすっかり囲まれ、知らない前に放射能との共存を刷り込まれた社会の中に住む私たちにとっては至難の技だと思う。頭の思考が放射線に汚染された私たちからみると、落合さんは放射線に汚染されないどこかの星(仮定の話)からやってきた宇宙人みたいに思える。
この日、落合さんは、即死のレベルである10シーベルトの放射能を取り上げ、これを通常のエネルギーに置き換えると10ジュール/kgで、これは体温をわずか0.0024度上げるにすぎない。たったこれだけのエネルギーが人間に即死をもたらすのはなぜか?と問うた。
本当にそうだと思った。311以来、放射能のことを勉強し始めて、いつもここで躓いた。けれど、(自分の不勉強を棚にあげて言うと)その疑問を解き明かしてくれる人に出会わなかった。そこで、こうつぶやくしかなかった--こんなことを不思議に思う自分がバカなのか。しかし、初めて、この疑問を共有できる人に出会えた。
落合さんは、アンデルセンの「裸の王様」をわらう少年なんだ。そう思ったら、少年のような姿勢で放射能と向き合える気がした。そして、そこからしか、放射能の現実と向き合う力は育たないと思った。それで、賢くなれるのではないかと思った。
「裸の王様」をわらう少年をめざす者にとって、必見の動画である。

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演題 :放射線の脅威ー放射線は人類を滅ぼす
開催日:10月30日(日)  
場所 :スペースたんぽぽ
共催 :脱被ばく実現ネット / たんぽぽ舎
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  【講演会の映像】

講演:放射線の脅威ー放射線は人類を滅ぼす(前半) => こちら


講演:放射線の脅威ー放射線は人類を滅ぼす(後半と質疑応答) => こちら


  【講演会の資料】

講演要旨:放射線の脅威-放射線は人類を滅ぼす => こちら
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnxkYXR1aGliYWt1aml0dWdlbm5ldHxneDo1ZTIxOTIxYTM0Y2UzOTk4

配布資料:福島第一原子力発電所事故による健康被害 => こちら
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnxkYXR1aGliYWt1aml0dWdlbm5ldHxneDo1YjgzYTE3ZTIwYWZhZmY

配布資料:放射能は人類を滅ぼす
 脱核(兵器/発電)が人類の唯一の選択肢 =>こちら
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnxkYXR1aGliYWt1aml0dWdlbm5ldHxneDozZWYxNWJkNzhkYWQ1MGUx

2016年10月30日日曜日

10.30落合栄一郎先生の講演会

 「原爆と原発」「放射能と人体」の著者であり、 朝日新聞デジタル版(2016年8月2日)に
”(核リポート)核を守ろうとする側の「いのちの軽視」”
http://www.asahi.com/articles/ASJ7W7SQKJ7WPTIL03B.html
を寄稿されたバンクーバー在住の落合栄一郎先生の講演会を行います。

 ご参加ください。

 表題: 「放射線の脅威ー放射線は人類を滅ぼす」
 日時:10月30日(日)  
       14:00~16:30(13時30分開場)
 場所:スペースたんぽぽ =>アクセス
 共催:脱被ばく実現ネット / たんぽぽ舎

(画像のクリックで拡大します)

落合栄一郎氏の著作



2016年10月29日土曜日

若者と放射能Vol.2 関東の汚染はどうなっているのか? 汚染の中でどう生きるか?

若者と放射能Vol.2 関東の汚染はどうなっているのか?
が10月25日(火) 午後7時から上智大学にて、
約80名が参加し、ほぼ満員の教室で行われました。

最初に今年8月にカナダ・モントリオールで開かれた世界社会フォーラムに参加した
柳原弁護士から、フォーラム参加者が福島原発の被害者の声を大変重視し
デモの先頭に迎えられたり、分科会にて特別に時間をもらって発言したりしたこと。
現地の日本人の皆さんが大変献身的に支援してくださったこと。

また、フォーラムの成果として、
福島原発避難者への住宅支援打ち切りを大変重要な問題として、私たちが
行った10月22日の新宿デモ「被ばくはイヤよ! 住宅支援打ち切りやめて!」の
デモに呼応してカナダとパリで2つのデモが行われたことなどを報告しました。







次に、被ばくの問題について精力的に全国で講演を行っている、内部被ばくを考える市民研究会の川根眞也さんの講演が行われました。
川根さんの講演については松岡さんからのレポートを掲載します。


川根さんのお話を聞いて 
                         松岡 加代子






上智大学で「若者と放射能②『関東地方の汚染はどうなっているのか』」の講演がありました。100人収容の教室はほほ満員。川根眞也さん(内部被ばく市民研究会、公立中学校理科教員)のお話は、日常の言葉で自分が体験したこと、聞いたこと、考えたことを歯切れがいい語り口で話されて引きこまれました。首都圏は低線量被ばく地帯であること、内部被ばく危険性、ここで暮らす私たちが健康に生き延びるための方策など説得力がありました。


川根さんのお話の概要
 今日、夕方雨が降り出し上智大の学生たちは雨にうたれていました。福島原発事故はまだ緊急事態宣言中です。大量の放射能がずっと大量に排出中です。雨を浴びるのは健康にまずいと思います。
 ◆線量計
 3・11の東日本大震災が発生した時、私の勤務する中学校の理科室にこの放射線線量計がありました。当時の民主党政権は、2030年までに日本のエネルギーの50%を原子力発電にすると決めていました。しかし日本人は広島・長崎の被ばく体験があり、核アレルギーが強い、これを払拭するには子どもたちに線量計を持たせ身の回りの自然放射能を測らせ、どこにも放射能は存在している、案外怖いものではないと刷り込みたい、そんな意図で文科省は全国の小中学校に配布しました。埼玉県教委は、教材用にウラン残土、褐れん石、サマルスキー石など放射能鉱石5点セットも配布しました。2010年、私も測りました。だいたい、0.14~0.17μSv/hでした。
 原発事故から5年たった今、測定できるでしょうか? 測れないのです。理科室の平均線量が、0.14~0.15μSv/hあるからです。以前の理科室は0.03μSv/hでした。つまり、今や関東の空気中にはウラン残土のブツブツがそこら中にあり放射線を放出しているということです。
 2011年3月15日、さいたま市の線量が通常の40倍という情報がメールに流れ、同僚の女性教員がキャッチしました。保護者たちもこのメールを見てすぐさいたま市教委、県教委に「屋外の部活は止めてくれ」と電話しました。しかし、県教委も市教委も中止しませんでした。政府や文科省が安全と言っているからといって。私の中学校は止めました。私や同僚が校長に言ったからだけでなく、校長は友人から原発事故直後、東工大の物理学の教授からの警告「子どもを雨にあてるなよ」という電話をもらっていたんだそうです。雨と共に大量の放射能が関東に降った3月19、20、21日三連休の屋外部活も中止することが出来ました。
 ◆内部被ばく
 2011年4月25日、来日したロシアのパーペル・ヴィドヴィチェンコさんの講演を聞きに行きました。「低線量被ばく地帯の子どもたちに、その土地の野菜や肉を食べさせない運動を進めている」といい「事故から25年経った今も自分は週に1度1000キロ離れたスーパーで食物を買ってくる」。
 ウチのカミサンは、日本人はみんな被ばくしてしまったんだからと開き直っているので、私が週に2度有機野菜の店に買いに行き、毎朝2つ分の弁当を作って学校に通っています。
 問題は内部被ばくです。日本人は原発事故前、1日何㏃ぐらいセシウムを取り入れていたのか?
大人1日の食物摂取量は2kgだそうです。1kgにセシウム1Bq含んでいれば1日2kgで2Bqです。「日本の環境放射線」というデーターによると福島原発事故以前、セシウム摂取が一番高い年は1963年です。この頃は米ソが競い合って核実験をし、放射能を大気中にばら撒き食品は放射能汚染されていました。グラフを見ると大人1日セシウム1Bqです。2001年以降は、1日セシウム0.1Bqまで下がりました。ところが福島原発事故で東日本の食物が汚染されて、日本政府は食物の規制値を1kgに100Bqに変えてしまいました。2キロ食べれば、200Bq体内に取り入れることになります。一般人の被ばくは、年間1ミリSv、1ミリSvを守れというけれど、これって外部被ばくだけを空間線量で計算している。内部被ばくのことは言わない。内部被ばくはすごく過小評価されています。
 僕はかねがね、内部被ばくの1ミリSvってセシウムどれくらいの量になるのかと疑問でした。福島県民健康検査の資料に載っていました。セシウム134が2万Bq、セシウム137が3万1千Bq合計5万1千Bqを蓄積すると1ミリSvになるのだそうです。つまり1年間に5万1千Bqまでは食べても大丈夫! それが彼らの放射能防護の考え方です。
 2012年8月22日の毎日新聞に自家栽培の野菜を食べていた福島・川俣の70代の男性がホールボディカウンターで測ったら1万9507Bqあった。これによる年間被ばくは0.87ミリSvという記事が載っていました。川俣のバイク屋の友人が言っていました、この男性、2013年夏に突然死をされたそうです。つまり1ミリSv内部被ばくするということは死に至るのだと思います。
 ベラルーの女医さん、鎌仲ひとみ監督『内部被ばくを生き抜く』にも出て来るスモルニコワ・バレンチさんが講演で言っていました。14歳以下の子どもは体内に20~30Bq/kg貯めると医学的対策が必要、50~200Bq/kgで危険なレベル 大人は200B/kgで医学的対策が必要、500Bq/kgで危険レベル。つまり子どもの体重40kgとして、20Bq×40kg=800Bq体内に蓄積したら、保養先を探し始めるそうです。
 今年4月の東京新聞にチェルノブイリから西に1100キロのオーストリアの森でセシウム137が4711Bq/kgの野生のイノシシが見つかったという記事が載っていました。原発事故から30年経ているのに。セシウム137は半減期30年というでしょう、30年経てば半分になると皆さん聞いているでしょう。しかし森の中では違うのです。セシウムを貯めるキノコ、動物がいるのです。自然の生態系の中でどう放射能が動くのかを考えなくてはならない。私は汚染された川や湖にいる魚の汚染は500年続くと思います。
 ◆小児甲状腺ガン
 福島の小児甲状腺ガン(疑いを含む)現在174人が発症しています。茨城県北茨城市で3人、宮城県丸森町でも2人発症しています。2011年~2013年1巡目の先行検査は、スクリーニング検査でもともとあった小児甲状腺ガンを見つけてしまっているのだ、原発とは関係ないですよといっていました。ところが2014年から始まった2巡目で59人見つかった。1巡目で見つけてしまっていたのだから「もともとあった」論は破綻している。そもそも福島の検査対象者は38万人、小児甲状せんガンの発症は統計的にせいぜい1人です。でも、福島では174人。すぐに子どもたちを避難させれば被害はこんなには拡大しなかった。ずっと被ばくさせていたから、こんなに多数の子どもが罹患してしまったのではないですか。
 甲状腺ガンだけではない、心臓に不整脈が出ています。ユーリ・バンダジェフスキーが、子どもの身体に溜まったセシウムの量と不整脈の関係を発表しています。0~5Bq/kgまでなら、80%の子どもは健康。12~26Bq/kgためると、40%しか健康な子どもはいなくなるそうです。
 ◆保養と安全な食べ物が大事
 23年間ベラルーシの子どもたち北海道で保養させてきた野呂美香さんが「ベラルーシから来た子どもたちは日本の子どもと駆けっこができない。走ると心臓が痛くなってしまう、食が細くてバナナ1本食べられない、髪の毛が伸びない、それが23日保養して帰る頃には、駆けっこができるようになる、バナナが食べられる、髪の毛が伸びるなど目を見張る回復がある」と語っていました。いま野呂さんは福島の子どもたちを受け入れ保養しています。
「食品と暮らしの安全基金」の小竹さんたちのウクライナでの第4回目の調査は、第3種「移住のの権利」地区の学校をまわり、足が痛い人、頭が痛い人、鼻血が出る人 風邪をひきやすい人の人数を数えていった。そうしたら、全く痛みを訴えない子たちの村があった。そこでの子どもの1日の食べ物をはかったら、ゼロ㏃だった。0.01Bq/ kgまで検出できる測定器で検出しなかったのだそうです。
 
 福島は原発事故から復興、放射能汚染は除染し、健康被害は心配なし、問題なしと国も県も、世界の原子力ムラもマスコミも不都合な事実を隠し、ウソをつく、邪魔なものは切り捨てる。自分の命、あなたの命、子どもたちの命を守るために騙されない、事実を直視したいと思いました。

以上、松岡さん報告。

ユープラン 三輪祐児さんの映像です。三輪さん、いつもありがとうございます。
20161025 UPLAN 若者と放射能Vol2川根眞也氏講演「関東の汚染はどうなっているのか」と「世界社会フォーラム報告」

大庭さんの映像です。大庭さん、ありがとうございます。
世界社会フォーラム参加報告 (柳原敏夫弁護士)
https://www.youtube.com/watch?v=wNL2My_SCvg

世界社会フォーラムの追加情報
https://www.youtube.com/watch?v=VFHyilneffQ

講演(関東の汚染はどうなっているのか)川根眞也氏
https://www.youtube.com/watch?v=FU3uz1jUm9U

講演に対する質疑応答 (川根眞也氏)
https://www.youtube.com/watch?v=dQr1kt28zFs


(講演会) 第2回 若者と放射能 を開催

上智大学四ツ谷キャンパスで10月25日に講演会を開催しました。

 メインテーマ:若者と放射能(Vol.2)
■ 関東の汚染はどうなっているのか(川根眞也氏講演)
■ 世界社会フォーラム報告(柳原敏夫弁護士)

  主催 上智大学グローバル・コンサーン研究所
  共催 脱被ばく実現ネット

(全体映像)
 


(各論映像)

世界社会フォーラム参加報告 (柳原敏夫弁護士)
https://www.youtube.com/watch?v=wNL2My_SCvg

世界社会フォーラムの追加情報
https://www.youtube.com/watch?v=VFHyilneffQ

講演(関東の汚染はどうなっているのか)川根眞也氏
https://www.youtube.com/watch?v=FU3uz1jUm9U

講演に対する質疑応答 (川根眞也氏)
https://www.youtube.com/watch?v=dQr1kt28zFs

2016年10月26日水曜日

カンパのお礼と寄付



当会は「被ばくはイヤよ! 住宅支援打ち切りやめて!」をメインテーマとする10.22新宿デモを新宿JR東口で10月22日に開催しました。その際にカンパ金を以下の4団体に寄付する旨をお伝えして、デモ参加者の皆様から66,088円を頂きました。
有難うございます。

 子ども脱被ばく裁判の会
 避難の協同センター
 「避難の権利」を求める全国避難者の会
 「まつもと子ども留学」
                     (50音順)

このカンパ金に当会が補填をして総額を8万円とさせて頂き、本日(10月26日)、各会に2万円づつを寄付させて頂きました。
 これが出来ましたのはひとえに皆様のご協力のお陰であり、感謝しております。
今後もご支援を宜しくお願い致します。

10.22新宿デモ 被ばくはイヤよ! 住宅支援打ち切りやめて! 命の叫び! 沢山の人がチラシを受け取ってくれました。

皆さまへ 





                写真は目良 誠二郎さん撮影
昨日、10.22新宿デモを行いました。
ご参加の皆さま、本当にありがとうございました。
又、デモの拡散に御協力頂いた皆さまにもお礼申し上げます。
参加者は約200人でしたが 
山本太郎議員が来て下さり、 先頭の横断幕も持って頂きながら
沿道へのアピールもして最後まで参加して下さいました。
お蔭さまでとても良いデモになりました。

ユープランの 三輪祐児さまが早速映像を配信して下さいましたので
どうぞご覧ください。
20161022 UPLAN 脱被ばく実現ネット新宿デモ

下記のはデモに参加して下さった目良さんのfacebookの写真です。


chikapin1さんのライブ

KEN房~ロービジョンダイバーの独り言Ⅱさん


ブログ掲載
宮沢賢治になれない魔女の独り言さん


2016年10月24日月曜日

速報2:10.22パリ・アクション(世界社会フォーラムから生まれた国際連帯その2)

 速報1:10.22パリ・アクション(世界社会フォーラムから生まれた国際連帯その2) -->こちら

 以下は、22日のパリ・アクションについて、DALのFacebookに載った写真から転載したものです。
 アクションに参加した人たちが手に持つプラカードには『フクシマ:惨事のすべての犠牲者と連帯する』『フクシマ:汚染地帯への帰還反対』と書かれています。



コリン・コバヤシさんのスピーチ

『フクシマ:惨事のすべての犠牲者と連帯する』『フクシマ:汚染地帯への帰還反対』を訴えるプラカードを手に手に。

『フクシマ:惨事のすべての犠牲者と連帯する』『フクシマ:汚染地帯への帰還反対』を訴えるプラカードを手に手に。

『フクシマ:惨事のすべての犠牲者と連帯する』『フクシマ:汚染地帯への帰還反対』を訴えるプラカードを手に手に。

東京オリンピックへの抗議のプラカード

速報1:10.22パリ・アクション(世界社会フォーラムから生まれた国際連帯その2)

 追加):遺伝子組み換え技術と原子力利用という、命の根幹を脅かす2つの先端技術をめぐる映画世界が食べられなくなる」の監督ジャン=ポール・ジョーさんもパリ・アクションに参加しました(以下の画像をクリックすると、彼のインタビュー記事にジャンプします)。

が参加者と共に『フクシマ:惨事のすべての犠牲者と連帯する』『フクシマ:汚染地帯への帰還反対』というプラカードを持つ人たちの抗議行動の写真を最後に追加しました。

速報2:10.22パリ・アクション(世界社会フォーラムから生まれた国際連帯その2)-->こちら

世界社会フォーラムから生まれた国際連帯(その2):10.22パリ・アクション
で予告しましたパリの国際連帯のアクション第2弾は、予定通り22日に実施されました。
以下は、コリン・コバヤシさんから送られてきた速報と写真(すべてコリン・コバヤシさん撮影)です。 

   ********************
パリのデモは約80~90人。
緑の党のミシェル・リヴァジとヤニック・ジャド(緑の党の大統領候補指名投票の1位と2位の人たち)過去に環境相を務めたイヴ・コシェも来ていました。
大使館前は機動隊の車が2台止まっておりガードが固く、この集会も公式には許可がおりませんでしたが、実行しました。警察の介入はありませんでした。
DAL、NoVoxが主体のデモでしたが、私も一言、発言しました。
DALは日本大使との面会を求めていますが、今のとこと大使は拒否しています。

                       日本大使館前
 
緑の党の大統領候補の一人、ミシェル・リヴァジ(赤い服)=クリラッドの創始者の一人で欧州議員。左がヤニック・ジャド(第一回の指名投票で一位)で国民議会議員

 大使館を前にして、向かい側の歩道で。

福島県三春町の写真家飛田さんの写真(除染完了のところでガイガーが3,17マイクロSV)
も披露しました。

左からミチェル・リヴァジ(赤い服)、ヤニック・ジャド、映画監督ジャン=ポール・ジョー。
彼らのプラカードには『フクシマ:惨事のすべての犠牲者と連帯する』『フクシマ:汚染地帯への帰還反対』と書かれている。

詳報2:10.13オタワ・アクション(世界社会フォーラムから生まれた国際連帯その1)--絆ジャポンのアルバムから

 速報:10.13オタワ・アクション(世界社会フォーラムから生まれた国際連帯その1)

で報告しました10.13オタワ・アクションの詳細を、現地からレポートします。

以下は、 当日のアクションに参加された、モントリオール在住の橋爪亮子さんが、地元のボランティアグループ「絆ジャポン(Kizuna Japon)」に発表した写真です(以下に、その一部を紹介します)。

         Ottawa Action (Oct.13, 2016)

バスでオタワに行った参加者たち

官邸前でアピールする市民たち

日本大使館までデモ行進する市民たち

日本大使館前でスピーチを読み上げる浪岡新太郎さん

日本大使館前でスピーチを読み上げる橋爪亮子さん






詳報1:10.13オタワ・アクション(世界社会フォーラムから生まれた国際連帯その1)--「あなた達がまた、抗議行動をする時には私も出るよ」

 速報:10.13オタワ・アクション(世界社会フォーラムから生まれた国際連帯その1)

で報告しました10.13オタワ・アクションの詳細を、現地からレポートします。

以下は、 当日のアクションに参加された、モントリオール在住の長谷川澄さんが、レイバーネットに投稿したレポートです。

海外の日本大使館前で、350人の市民が集まって、
“戻るな、福島!守れ、住む場所!”
“避難者に必要なのは、屋根と健康!”
と声をあげたのは、311 以後、初めてのことではないでしょうか。
  
参加者のひとりは、長谷川さんにこう言いました。
 「あなた達がまた、抗議行動をする時には私も出るよ」

私たちは、国境なき人災=放射能災害の同じ運命にある地球市民なのだから。

          ******************

原発避難者住宅支援打ち切り反対!~カナダ市民が日本大使館前で抗議アクション                                
                               長谷川澄(モントリオール在住)


 10月13日午後、カナダの首都オタワにある在カナダ日本大使館前で、カナダ市民約350人による、東電福島第一原発事故による放射能汚染からの避難者に連帯し、来年3月末に予定される避難者への住宅支援打ち切りに抗議するアクションがあった。主催者はモントリオールFRAPRU(都市再開発における民衆行動戦線)で、この夏の世界社会フォーラムで、住宅・土地部門を担当した団体の一つだ。この部門で、福島からの避難者が日本の現状を話したことから、フォーラム最終日に住宅・土地部門全体として、福島の避難者と連帯することを決定したが、それを実際の行動に表したのが、このアクションだった。


 この日は、今、エクアドルのキトで開催されている、世界住宅フォーラムに合わせて、ケベック州各地のFRAPRUとそれに連携する住民団体が首都オタワに集まり、カナダ首相仮官邸(官邸は修理中)前で、“健康的な、まともな住宅に住むのは人間の基本的な権利である。そのためには低家賃の社会住宅、協同組合型の住宅に対する予算を大幅に増額せよ”という要求を掲げて行動する日であった。
 モントリオールからは、地区ごと、団体ごとに分乗した貸し切りバス5台で、片道2時間かかるオタワに出かけた。仮官邸前で、賑やかな鳴り物入りアピールを45分くらいした後、そこから2km程離れた所にある日本大使館まで、デモをしながら歩き、大使館前の抗議行動に移った。首相仮官邸前では門のかなり近く、警備員と鼻突き合わせるような位置まで、人が溢れての行動に何の文句もなかったのに、大使館前では、何故か警官が門の前の歩道に来てはいけないと言うので、交通止めになった車道に街宣車を止めて、その周りと反対側の歩道に広がっての抗議行動になった。


 まず、歩道の柵いっぱいに、FRAPRUがカラーコピーして用意してくれた仏語、英語、日本語の“放射能汚染地から住民を避難させよ”というビラを張り巡らした。それから、FRAPRUの人が5年半前の原発事故で、放射能汚染から避難した人々のこと、今、日本政府が避難者への帰還政策を強力に打ち出し、住宅支援を切ることで、帰らざるを得ない人を出そうとしていること、被災地の多くが、普通に人が生活して良い放射線レベルではないことを分かりやすく話した。これは後で説明するが、主に抗議行動参加者に向けた説明だ。
 次に日本の「脱被ばく実現ネット」からのメッセージを仏語と英語に訳したものを日本人参加者二人が読み上げた。最後に皆で、FRAPRUが準備した仏語のコールを何回も唱和した。そのいくつかを日本語に訳しておく。“戻るな、福島!守れ、住む場所!”“避難者に必要なのは、屋根と健康!”“福島に帰すことは死を意味するんだ、殺人なんだ”“日本でも、カナダでも、住む場所、持つのは、人間の権利!”“団、団、団、団結!世界中の住宅難民!”。原発事故被災者に対する日本の政策が外からどう見られているかが分かると思う。



 言っておかなければいけないことは、この350人の抗議行動参加者の中で、始めから、福島の状況を正しく把握していたのはFRAPRUの人たちや、そこからの説明を受けた、連携団体のリーダーたち、夏の世界フォーラムに出席した人等、ほんの一部だったことだ。しかし、団体ごとに乗った貸し切りバスの中や、出発前に各リーダーが、日本大使館前で抗議行動をする理由を説明したことと、大使館前でFRAPRUの人が2011年の原発事故のことから始まる丁寧な説明をしてくれたことで、強い関心を示し、私たちが持って行ったポスターを読んだり、道行く人に配るつもりで持って行ったビラを貰いに来る人たちもいた。






  私といっしょに歩道柵のビラ張りをした青年は、日本は2020年のオリンピックを止めるべきだ。原発事故から目を逸らすために使われているのじゃないかと話しかけてきたから、もちろん、その通りだと話した。「あなた達は私たちと同じ問題のために闘っているんだね」と、わざわざ、他の日本人参加者に言いに来てくれた人もいたそうだ。私にも「あなた達がまた、抗議行動をする時には私も出るよ」と、これは日本に滞在した経験のある、片言の日本語も話す人が言ってくれた。


  平日の、一日がかりの活動だったために、参加した日本人は私も含めて、たった3人だったのがとても残念だった。カナダの一般の人に少しずつでも、福島の現状を知ってもらい、関心を持ってもらうために、何より良い機会だった。それにしても、“住宅のことで大変な問題を抱えている”という、その一点だけで、FRAPRUが殆ど強引とも言える方法で、350人もの人を動員した抗議行動を日本大使館前で展開してくれた動員力と、コールの言葉から、ビラのコピーまで、準備万端整えてくれた行動力に、只々感心し、深く感謝する。また、一言の反対もなく、気持ちよくいっしょに行動してくれた、他団体の人や参加者全員にも心から感謝したい。



速報:10.13オタワ・アクション(世界社会フォーラムから生まれた国際連帯その1)

  10.13オタワ・アクションの詳細は-->こちら

 世界社会フォーラムから生まれた国際連帯(その1):10.13オタワ・アクション 
で予告しましたカナダ・オタワの国際連帯のアクション第1弾が、予定通り13日に実施されました。

以下、 このアクションを主催した居住の権利を擁護するモントリオールの市民団体 FRAPRUFacebookに載った写真です。


               


                          





2016年10月22日土曜日

第7回新宿デモ :10月22日(土)

デモ直前に、フランスから
脱原発全国ネットワーク、 アタック・フランス
が正式に賛同表明をしましたと連絡が入りました。
 本日パリで、現地11時(日本時間18時)から、私たちのデモと連帯するデモが行われています。

★ 坂本龍一さん、広瀬隆さん、川根眞也さんがデモの賛同人になって下さいました。

  また川根さんからはアピール文を頂きました。記事末に記載します。(10 月3日現在)

8月の世界フォーラムにて繋がった皆さんからいただいた、欧米の団体・個人のデモ賛同者の情報を追加しました。(10月1日現在)

 ↓新宿デモチラシ 呼びかけ人、賛同人入り及び裏面をアップしました。

お詫び:デモチラシ裏面下記載の10月25日上智大での講演会開始時間が間違っていました。
    誤 17時〜 → 正 19時〜 です。申し訳ありませんでした。


画像をクリックすると拡大します

PDF版はこちら↓

第7回新宿デモ
 被ばくはイヤよ! 住宅支援打ち切りやめて!

  場所: JR新宿駅東口、新宿アルタ前ひろば
  日時 : 10月22日(土)
    デモ前アピール13時開始   デモ 14時出発(約1時間)
  主催 :  脱被ばく実現ネット    

 原発事故避難者への住宅支援打ちきりは待ったなしの状況です。
 また9月14日に発表の甲状腺がん患者は174名となりました。
 これらの現実を広める必要があります。
★★下に告知文・呼びかけ人、賛同人を追加しました。
 また現在の呼びかけ人、賛同人を順次アップしていきます。

   原発事故避難者の方々にも是非ご参加頂きたいと思います。

 時節柄、仮面、仮装、も歓迎! そして皆さま自作のプラカード等を持参したりと
 おもいおもいの自由な形での参加をお願いします。
   (勿論、仮装なしでもOKです。)

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  ★賛同団体、賛同人募集中です★
①賛同団体名(及び担当者名) 
  または 
②個人賛同人名  
  をnijisaiban@gmail.com 宛てにお送りください。
尚、デモ告知のチラシの配布を御協力頂ける方は住所と枚数をお知らせ下さい。
   よろしくお願い致します。
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★★★★★★ 告知文

第7回新宿デモ               

 被ばくはイヤよ! 住宅支援打ち切りやめて!

  
3.11福島原発事故から5年半。日本政府は「事故は終わった、福島には戻れる」と言い続けますが、福島第一原発では終わりなき極限の収束作業が続き汚染水はあふれ、放射線量は全く下がらず、被ばくによる健康被害が拡大しています。

 政府、東電はそれを隠して賠償や責任追及を逃れるために、まず来春をめどに帰還困難区域を除く全ての避難指示を解除し、避難者への賠償と住宅支援を打ち切ろうとしています。避難者は帰還して被ばくするか、避難先で路上に放り出されるかという待ったなしの状況に置かれています。住宅は生きる最低限の権利であり、事故の被害者を路上に放り出すような国と福島県の姿勢を私たちは絶対に容認することはできません。政府と福島県はいまだに打ち切りをせまっています。この首都圏にも多くの避難者がおられます。避難者の命と生活を守れ! と声を高く上げる必要があります。
 一方、9月14日に発表された福島の甲状腺がん患者(事故当時18歳以下)は174名に増加しました。大人のがんや突然死や様々な体調不良が増え続けている事も、福島から東北・関東まで多くの場所で見られます。空気・土壌・水・食物からの低線量被ばくはあらゆる病気を引き起こすからです。人々が恐れていた健康被害は、今、現実に急拡大する段階に入ったと言えるでしょう。これから今まで以上に多くの人が避難を真剣に考え、求めるでしょう。政府や東電はそれをよく知るからこそ今のうちに避難者を福島に戻そうとし、今後の全ての健康被害も避難の要求も押しつぶす事を狙っているのです。
 これはすでに避難や発病をした人を筆頭に、今後避難を考えたり発病するかもしれない全ての人に対する重大な攻撃です。だから私たちは原発事故避難者の方々、福島在住の方々にも今回のデモに是非ご参加頂きたいと思います。さらに様々な地域や立場の皆さんとも広く手をつないでデモをしたいと思います。
 被ばくに反対し、被ばくを避けるために避難した人たちへの住宅支援打ち切りに反対の声を大きくあげることは「事故は起きたけど、被害はたいしたことない」「だから、原発稼働しても問題ない」という流れを止めることにもなります。
私たちは「事故は終わっていない、放射能とは共存できない」という人類の真実をもとに、「未来」へ向かってつながりあい、生きていこうではありませんか! 
希望する全ての人に避難の権利を! そのために避難者の住宅支援の継続を!
子ども甲状腺がんを初めとした健康被害者の認定と救済を!
今まさに原発避難者と私達みんなの「生きる権利」をかけた歴史的な分かれ目です。東京の真ん中で政府・福島県に向け、人々に向けて訴えていきましょう。
  

★★10月5日現在の呼びかけ人、賛同人(敬称略)★★

■ 呼びかけ人
 井戸謙一 (弁護士)、 神田香織 (講談師)、 柳田真 (たんぽぽ舎 代表)、 山本太郎 (参議院議員)

■ 賛同団体
NPO法人放射線測定室アスナロ、Mamademo(ママデモ)、たんぽぽ舎、NPO法人ふくしま支援・人と文化ネットワーク、チーム今だから、子供を守ろう 水曜文科省の会、Peace Philosophy Centre(カナダ)、絆ジャポン(カナダ)、モントリオール9条の会、「避難の権利」を求める全国避難者の会、子ども脱被ばく裁判を支える会-西日本

■ 賛同人
今野寿美雄(子ども脱被ばく裁判原告)、渡辺一枝、松本徳子(「避難の協同センター」代表世話人)、長谷川克己(避難当事者)、三ツ橋トキ子、黒田節子(原発いらない福島の女たち)、田中一郎(ちょぼちょぼ市民連合)、友田シズエ、そらのますみ、市原和彦、飛田晋秀、藤井千賀子、大江優香、安藤かがり、橋野高明(日本キリスト教団牧師)、白川智隆、稲葉奈々子、子ども脱被ばく裁判原告YS、子ども脱被ばく裁判原告KK、広瀬隆、坂本龍一、川根眞也(内部被ばくを考える市民研究会)、瀬戸大作、

・モントリオール在住
  橋爪亮子 長谷川澄 浪岡新太郎 西まり子 島大吾 日根野谷きみこ 鈴木博子
・バンクーバー在住
落合栄一郎 鹿毛達雄 井上美智子

■ 欧米からの賛同
 
 【個人

 エリーズ・ロウィ(緑の党=ヨーロッパ・エコロジー、フランス)Elise Lowy (EELV, Paris)
ブリュノ・ブーサゴル(演出家、フランス)BRUNO BOUSSAGOL(metteur en scène, France)
マリ=エリーズ・アンヌ(医者、インデペンデントWHO, フランス)Marie-Elise Hanne (médecin, Independent WHO, France)
ベルナール・ラポンシュ(元環境大臣顧問、原子力エネルギー専門家、フランス)Bernard Laponche (ancien conseiller du ministre de l’environnement, expert de l’énergie nucléaire, Paris)
イヴ・ルノワール(<チェルノブイリーベラルーシの子供達会長)Yves Lenoir (Président de ETB, Paris)
ジャクリーヌ・バルヴェ(アタック・フランス、フランス)Jacqueline Balvet (Attac France, France)
フランソワーズ・ブロック(社会学者、インデペンデントWHO, ジュネーヴ)Françoise Bloch (Independent WHO, Genève)
フィリップ・ビヤール(原発労働者、フランス)Philippe Billard (travailleur du nucléaire, France)
ミシェル・ボッカラ(人類学、フランス)Michel Boccara (anthropologue, France)
シコ・ウィタカー(世界社会フォーラム創設メンバー、ブラジル)Chico Whitaker (membre fondateur du FSM, Brésil)
コリン・コバヤシ(ジャーナリスト、パリ)Kolin Kobayashi (journaliste, Paris)
カトリーヌ・リベール(ETB, フランス)Catherine Lieber (ETB, France)
ジャニンヌ・リベールジャーナリスト、パリ)Jeanine Lieber (ETB, France)
ヴラディーミル・チェルトコフ(元TV記者、スイス)Wladimir Tchertkoff (ex-journaliste de TV Suisse-Italie, Suisse)
Taeko Schiefelbein (ブラジル)
シャンタル・クイスニエ(ブルターニュ・反原発連盟 世話人フランス)Chantal Cuisnier  Fédération Antinucléaire Bretagne

 【団体

4・26アピール、フランス APPEL DU 26 AVRIL, France
劇団<ブリュット・ド・ベトン>、フランス BRUT DE BETON PRODUCTION, France
NPO< チェルノブイリーベラルーシの子供達>、フランス Association Enfants de Tchernobyl-Belarus, France
NPO<<サンガ>Association Sangha-Paris 5
NPO<<エコー・エシャンジュ>Echo-Echanges France-Japon, France
<原発から自由なブラジルのための連合>、ブラジル、Coalition pour un Brésil libre de Centrales nucléaires (Brésil)
<脱原発・パリ>Sortir du nucléaire Paris
<核のない世界のための集団>、パリ Collectif pour un monde sans nucléaire, Paris

★ 川根眞也氏よりのアピール文 

 内部被ばくを考える市民研究会の川根眞也です。本日は、別の場所で
講演会を行っていますので、参加できず申し訳ありません。

 政府、原子力災害対策本部は次々と、計画的避難準備区域、居住制限
区域、帰還困難区域まで、避難指示を解除しています。飯舘村まで、
2017年3月31日の避難指示解除を目指しています。

 政府は、福島県民に年間1ミリシーベルトですら、守ろうとしないばか
りか、自民党、公明党の「復興加速化のための第6次提言」には守るべき
線量の数字すらありません。

 空間線量0.23マイクロシーベルト/時は、年間1ミリシーベルトをはる
かに超える値です。森林研究所の論文でも、空間線量で0.10マイクロシ
ーベルト/時を超える場所では、山菜が100ベクレル/kgを超える危険性
がある、と指摘しています。空間線量で0.10を超える場所では、野山のも
のを食べてはいけません。

 そもそも、空間線量で、放射能の健康影響評価はできません。放射性物
質の種類とベクレル数で健康影響を評価すべきです。チェルノブイリ原発
事故後、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアでは、セシウム137、ストロンチ
ウム90、プルトニウム238,239,240の土地汚染で、即時住民避難か、計画的
移住か、移住権利区域かを定めています。

 日本は、空間線量から年間20ミリシーベルトを恣意的に定め、住民帰還を
進めています。個々人が持つ、ガラスバッヂの線量が、モニタリングポスト
の数値よりも低いから、と個人の被ばく管理に移行させようともしています。

 原発労働者が持つ3つの線量計は3つとも別々の数値を出すことはよく知ら
れた事実です。ガラスバッジを作っている、日立テクノルは伊達市の議員研
修会で、福島のように全方向から放射線が来る場合、3ー4割低めに出ること
を証言しています。

 うそにうそを重ねて、被ばく管理をないがしろにし、小児甲状腺がんの検
査も、保護者の同意抜きに行わない形に縮小化しようとしています。それを
福島県小児科医会の声明を利用して。良心のある医師は立ち上がるべきです。

 福島住民帰還は、すべて政府が推し進めているようでいて、すべて、地
元自治体の首長が同意しているから、進められています。広野町、田村市、
楢葉町葛尾町、川内村、富岡町、浪江町、大熊町、双葉町、南相馬市、
飯舘村の首長相手に要請行動を行う必要があります。

 福島県の避難者の住宅支援打ち切りも、当該自治体の首長の同意があっ
て、行われています。福島市、郡山市、いわき市、須賀川市、相馬市、
二本松市、田村市、伊達市、本宮市、桑折町、国見町、川俣町、大玉村、
鏡石町、天栄村、玉川村、石川町、平田村、浅川町、古殿町、三春町、
小野町、新地町の23 市町村の首長相手に要請行動を行う必要があります。

 また、福島県内の23市町村だけでなく、少なくとも放射線管理区域に
相当するセシウム137で4万ベクレル/m2を超える市町村は、住民が避難
する権利がある、と考えます。そもそも、放射線管理区域は妊婦、子ど
もは立ち入り禁止です。学校などの教育活動は行えません。子どもが
住めない地域に生活を強制することは人権侵害です。

 住民を放射能から守る放射線防護法が必要です。甲状腺検査は、少
なくとも東日本全域で行うべきです。大人の甲状腺がんも多発してい
ます。医療費は国家負担にすべきです。健康悪化が心配される子ども
たちの保養施設、サナトリウムの建設が必要です。

 放射能のことで、政府を信用してはなりません。行動を政策に、形
にしていきましょう。

                   2016年10月22日


                川根 眞也 内部被ばくを考える市民研究会
                     新規会員募集中!講演会も受け付けます
                   Mail: 
kawane@radiationexposuresociety.com
                   HP web  http://www.radiationexposuresociety.com/
                     Mobil 080-3086-1417


2016年10月20日木曜日

世界社会フォーラムから生まれた国際連帯(その2):10.22パリ・アクション

8月8~14日にカナダ・モントリオールで開催された世界社会フォーラムでの出会いから始まった、国際連帯のアクション第2弾として、10月22日の私たちの新宿デモと同日、フランスの首都パリで連帯のデモと日本大使館前でのアピールが行われます。

このアクションを行うのは、人々の居住の権利を擁護するフランスの市民団体DALです。
先ごろ、DALから、連帯のデモのチラシを作ったとのことで、送ってもらいました。



 以下は、 私たちから、今回の連帯のデモに主催するDALに送ったメッセージです。

                ***************


Le message de Fukushima

Il y a déjà 5 ans que les centrales nucléaires de Fukushima ont été accidentés. Depuis lors, la souffrance des habitants persiste, les solutions restent lointaines. Notre souffrance n’est pas uniquement à cause de la contamination radioactive de la région. C’est plutôt à cause du crime commis par l’Etat.
Premièrement, le gouvernement ne voulait pas payer même un centime pour les enfants qui ont voulu quitter la région contaminée. Pourtant le gouvernement n’a pas hésité à donner 6 millions dollars à FMI au moment de la crise économique européenne en 2012.
Deuxièmement, le gouvernement abandonne les habitants de Fukushima qui ne sont pas responsables de l’accident. Pourtant, le gouvernement se consacre à la défense des îles Senkaku et Takeshima où se trouve aucun habitant.
Troisièmement, le gouvernement promeut la politique du retour à la région et supprime la suppression de l’aide au logement des habitants qui se sont réfugiés hors Fukushima.
Quatrièmement, A la suite de la politique du retour à Fukushima, le 15 octobre, la décontamination de la route nationale qui passe à côté de centrales nucléaires accidentées a été organisé par les bénévoles des lycées locales. Même avant l’accident, cette zone de la route a été interdite au public à cause du danger nucléaire. Cet événement qui peut entrainer un effet négatif à la santé a été réalisé en réponse à la politique du retour du gouvernement’ qui répète irrésponsablement la déclaration de sécurité à Fukushima.

Tous ces actes de l’Etat japonais correspondent au crime contre l’humanité. Nous réclamons que le gouvernement japonais soit jugé à la Cour pénale internationale.

Le problème de l’accident nucléaire dépasse les frontières du Japon. Tous les pays du monde seraient touchés par un accident nucléaire qui se produit dans un autre pays qui est loin de chez eux.
C’est pour cette raison que la souffrance des habitants de Fukushima peut être partagée par les habitants du monde entier. La lutte des habitants de Fukushima pour la vie et la santé est pertinente au niveau international.

Nous vous appelons la lutte ensemble pour notre vie et la santé.



(訳文)

福島からのメッセージ

5年前の2011年、私たちは福島原発事故を経験し、それ以来、ずっと苦しんできました。しかし、私たちを最も苦しめたのは放射能ではなく、政府の対応でした。それは政府の犯罪です。なぜなら、日本政府は、
1.2012年の欧州債務危機には、真っ先にIMFに600億ドルの拠出を表明するほどお金があるのに、放射能汚染の中に住む子どもたちの危機に対しては、子どもたちの避難のために一円も出そうとしなかったからです。
2、誰ひとり住まない無人島(竹島・尖閣諸島)の問題には熱心に取り組むのに、原発事故に何の責任もない被害者である子ども達がたくさん住む福島については子どもたちを救おうともしなかったからです。
3、「人命尊重」抜きにした経済復興という名のもとに、自主避難者に対し住宅支援の打ち切りなど様々な帰還政策をしているからです。
4、復興支援の1つとして、10月15日に、福島原発の横を南北に走る国道の清掃を地元中高校生をボランィアとして実施しましたが、清掃地域は原発事故前なら一般人の立ち入り禁止区域です。こ危険なイベントの根本的な責任者は「福島は安全である」として帰還政策を進める日本政府にあるからです。


以上の日本政府の行動は国際法上の犯罪「人道上の罪」に該当するものであり、国際刑事裁判所で「人道上の罪」として処罰されるべきものです。

しかし、これは決して日本だけの問題ではありません。原発事故は国境を超えた地球規模の人災だからです。世界には400以上の原発があり、世界でいつ事故があってもおかしくないからです。
だから、今、原発事故で苦しんでいる福島の今日の姿は世界の明日の姿です。
だから、今、福島の人々と子どもたちの命と健康と生活を守る闘いは、明日起きるかもしれない原発事故から世界の人々と子どもたちの命と健康と生活を守るための闘いです。
これから、共に連帯して、私たちと子どもたちの命と健康と生活を守る闘いを前進させましょう。


2016年10月18日火曜日

強行された6国清掃 しかし、殆どが東電及びゼネコン関係者

子どもたちをプロパガンダに利用、昨年は3日前に業者が清掃したところを清掃させた。

 10月15日(土)、
ハッピーロードネット(西本由美子理事長)などの主催する「みんなでやっぺ! きれいな6国」が強行されました。
 当ネットが若者の被ばくを心配して取りやめの要請書を提出し、国連人権委員会の特別報告者に調査依頼のメールを出し、また多くの人が取りやめを要求するなど多くの批判にも拘わらず行われました。
 オリンピックでの聖火リレーを目論見、子どもたちの健康をないがしろにしたとんでもないイベントです。
 おそろいのTシャツを着て、マスクもせず叢を清掃している子どもたち。

大人たちが自分たちの目的のために子どもたちの善意を利用する、悪徳行為です。許せません!


 しかし、昨年多くの批判を浴び、今年も批判を浴びたためもあると思いますが、今回は中高生の参加者は大幅に減ったようです。そして昨年も今年も殆どが東電及びゼネコン関係者だったようです。


 また、昨年のチラシと今年のチラシを比べて見るとよくわかりますが、今年は参加予定校の記載がなく、また、昨年ずらずらと名前を連ねていた後援予定の記載もなく、協賛も昨年の東京電力、東北電力、(財)日本サッカー協会がなくなっています。
 批判の効果があったと思います。

 2015年チラシ

2016年チラシ


民の声新聞が詳しくレポートしてくださいました。
【国道6号】今年も高校生が清掃ボランティア。消えぬ高濃度汚染、舞う砂塵。根強い批判に主催者は「もっと放射線を勉強して」と反論

主催者こそ、もっと勉強したらどうでしょう!!

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また、昨年東京から清掃に参加した人のブログによれば、
子ども達が清掃した広野町の道路は3日前に業者が清掃したばかりのところだったそうです。

http://www.magarisugi.net/dailyrap/post-5230/

★引用始め
私が参加したグループにはハッピーロードネットの代表も加わっていました。途中、「あんまりゴミないなー」という顔でキョロキョロしていたところ、
「あんまりゴミないでしょ? 皇太子が訪問されたから、3日前に業者さんにお金を払ってゴミ掃除をしてもらったのよ」
という衝撃の事実を教えてもらいました。
     引用終わり★
調べてみると、確かに昨年10月8日に皇太子夫妻が広野町を訪問していました。

このことからも、この清掃活動が「福島はもう安全」「福島で聖火リレーを」などのためのプロパガンダとしての利用目的であることが明らかです。

 このような、わざわざ放射線管理区域と同等の危険地域に若者を立たせる犯罪行為は二度と行わないよう抗議を続けましょう!




2016年10月14日金曜日

被告自治体の仰天主張「原告には安全なところで教育を求める権利はないのだ。」 第7回子ども脱被ばく裁判で

第7回子ども脱被ばく裁判に参加し、駅前での裁判リーフレット等の配布をしたあと裁判アクションに参加、そして裁判傍聴をした、お二人のボランティアの傍聴記を掲載します。


「国や自治体には、もっと親身になって、子どものことを考えてほしかったです。」
原告の叫びが裁判官の考えを変えつつあると感じます。

10月12日子ども脱被ばく裁判第7回口頭弁論を傍聴しました。
― 国や福島県の自治体がいかに住民の命・健康を軽んじているか、驚き、怒ります。

福島地裁で行われている子ども脱被ばく裁判は、被告による門前払い要求を跳ね除けて、実質審理に入りました。市町村と国の反論が出そろいました。市町村からの反論は内容のうすい、ページ数も少ないものだそうです。「子ども人権裁判」の要求に対して、①安全な場所で教育を受ける権利などない、②すでに年間1ミリシーベルト以下であるから安全である、という主張だそうです。本当に人権無視の論理であり、事実無視の主張です。「親子裁判」に対する国の反論はページ数は多いものですが、従来の論理を一歩も出ておらず、多くの人々がすでに批判してきた内容です。低線量被ばくについては2011年末までの理論であり、2012年以降の数多い疫学調査のデータ・知見が無視されています。自然放射能の高いスイスでは有意にがん患者が多いという研究、数十万人の原発労働者や核施設労働者の健康被害のデータ、CTスキャン検査を受けた人の脳腫瘍リスクの増加(イギリスの研究)などを提出しました。これに対し国の反論があったので、原告は再反論を準備しています。国・県の無作為(放射能の流れに関する情報不足、安定ヨウ素剤の不使用)のために、いかに不利益を受けたか、今日も二人の原告が陳述しました。

意見陳述人A:郡山在住、「原発事故後1週間、実家が農家なので、野菜などは、自分の家でとれたもので間に合わせていました。内部被ばくという言葉も知らなかったので、どれだけ、汚染した野菜を食べてしまったかわかりません。…3月26日、学校再開にそなえて避難先から自宅に帰りました。テレビでは毎日、原発事故の放送をしていましたが、政治家や、大学の先生が、しきりに、“直ちに健康に影響はありません”という言葉が、どうしても引っかかっていました。….国や自治体には、もっと親身になって、子どものことを考えてほしかったです。母親であれば、一滴たりとも、子どもに放射能を浴びせたくありません。一滴の放射能でも、避けることができるのなら、死に物狂いで、出来るだけのことをします。それが母親です。それが、できなかった、させてもらえなかったことが本当に悔しいです。」
意見陳述人B. 郡山在住、「平成23年10月、学校は、給食に福島産の新米を使い始めました。息子は、給食を食べたくないというので、私は、息子に弁当を持たせました。給食を食べなかったのは、約300人の全校生徒のうち、息子だけでした。… 私は、地元産のコメを食べないものは“非国民”だとまで言われたことがあります。…息子は、友達だけでなく、先生からもいじめられました。被ばく回避することを、なぜ“おかしい行為”といわれなければならないか、多数意見に同調しなければならない理由が私にはわかりません。」

こうした原告の叫びが裁判官の考えを変えつつあると感じます。
次回第8回口頭弁論は12月12日(月曜日)です。今回は2席空席でした。次回は満席(抽選)にするように多くの方の傍聴をお願いします。
 注:「子ども脱被ばく裁判」には、「子ども人権裁判」と「親子裁判」の2つが含まれています。「子ども人権裁判」は、安全な環境下で義務教育を受ける権利を確認するもので、原告は、現に福島県内で義務教育を受けている子ども(小中学生)とその保護者、被告は小中学校の設置者である福島県内の市町村です。ただし、特別支援学校は設置者が県であり、その場合は、県が被告となります。
 「親子裁判」は、福島第一原発事故により、国や県が適切な被ばく回避措置を講じなかったため、無用な被ばくを強いられたとして、国や県に損害賠償を求めるものです。そのため、原告は、福島第一原発事故当時、福島県内に居住していた子どもやその保護者、被告は国や福島県です。(子ども脱被ばく裁判のブログ Q&A)より 

以上 冨塚元夫 



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 被告自治体の仰天主張「原告には安全なところで教育を求める権利はないのだ。」


子ども脱被ばく裁判 第7回口頭弁論アクションに参加して  
荒木田岳さんの講演「脱被ばくを考える」
 「2011年福島原発過酷事故が起こり、世論は『脱原発』に動いた。しかし、『脱被ばく』とはいわなかった。被ばくを問題にすると『美味しんぼ』の鼻血事件のように寄ってたかって袋叩きにされる。僕は『放射能は嫌だ』『脱被ばく』でみんなと手をつなげると思ったけれど、なぜか真逆の事態になっている。今一番被ばくさせられている当事者、福島の人達が『放射能が心配』『健康が不安』と言えなくされている。
 どうしてこんなことになったのか、5年前に立ち返って考えてみたい
 原発事故が起こった時、政府、県は『住民を被ばくから守る』を最優先に対応しなかった――ここで、ボタンの掛け違えが始まった。国は『原子力安全神話』云々を国民には信じ込ませていたが、1999年東海村JCO事故で、原発事故が起こることを想定せざるを得なくなった。政府は原子力災害対策特別措置法を制定し、住民に被ばくをさせないための手順、さまざまな方策、スピーディ、モニタリング指針、食品測定や被ばく医療などのマニュアルを作成した。
 しかし、事故が発生すると、最優先の筈の『住民に被ばくさせない』は、『数百万人の移住』『福島県の存亡』『国策の誤り』等々、国や県や原子力業界の思惑、立場、経済的理由等々で縮小された。事故前の基準、規制を大幅にゆるめ、住民を『放射能で汚染された地に留め、今までのように暮らさせる』に舵は切られていった。
 県は3月19日健康リスク管理アドバイザーとして長崎大の山下俊一・高村昇教授、4月1日広島大の神谷研二教授を招き、県内各地で安全宣伝をしてまわった。『がんばろう ふくしま! 地産地消運動』、呼応して『福島の作物を食べて応援』キャンペーン。極め付けは4月、県内の小、中学校の新学期スタート。文科省の年間20ミリSV基準。除染して安全。復興イベント、祭の盛り上げ、2020年復興オリンピック。避難解除、帰還、賠償金の打ち切り、住宅支援の打ち切り・・・原発過酷事故から福島は見事再生復興した?!
 福島の現実は、これ程の汚染地にこれだけ多くの人が住んでいる。こんな事態は、過去の歴史に存在しない。『直ちに健康に影響はない』けれど、8年後、10年後健康被害が現れてくるリスクが高い。現に小児甲状腺ガン(疑いも含む)は174人も発症しているではないか。子どもだけでなく、大人も、老人も、『放射能を避ける』のは当たり前こと、放射能防護の原点なのだ。私たちは『無用な被ばくを避ける』という原点に立ち返って、一人一人が自分の被ばくの実態を知り、被ばくを避ける方策をみんなで求めていきたい。」
 荒木田さん自身の体験を交えた軽妙な語り口に、重たい内容ですが、笑ったりもして、引き込まれた1時間半でした。
 
  第7回口頭弁論を前にして、井戸弁護団長は、争点は低線量被ばくをどう認識するのかにあると語りました。国は、2011年12月政府の低線量被ばくワーキンググループが出した報告、原爆のように一時期に100ミリシーベルト浴びるのと異なり、長期にわたって被ばくすると線量リスクは下がる、100ミリシーベルト以下なら安全という報告を金科玉条にしている。しかし、2012年以降世界各地から低線量被ばくの疫学調査データが出ている。英・独・仏の原発労働者3万人対象にしたデータ、平均累積被ばく量は15・9mSVで、1ミリsv増えるとガンのリスクが増すとか、 CT照射による小児白血病、小児がんのリスクなどの調査データを裁判所に提出。
 親子裁判では、国の無作為、情報の隠匿行為で無用な被ばくをさせられた苦痛、安定ヨウ素を子どもに飲ませなかった口惜しさなど原告の陳述書11本を提出したと報告。
 崔弁護士も「この裁判は内部被ばく対外部被ばく、Bq対SV、土壌汚染対空間線量、どちらに着目するのかという裁判だと思う」と語りました。

 裁判法廷は、「今迄傍聴席は46で全部埋まった(クジ運ない私は外れましたが)前回の8月から、傍聴席にまで広がっていた被告が減ったせいで、傍聴席は6席増えて52席になった。今回は50人傍聴で空席2つ。次回は是非満席にしたい」と原告のkさん。

 裁判では、いつもながら原告の方々の陳述は、切々と胸を打ちます。
「無用な被ばくをさせられた悔しさ、今も低線量被ばくを受け続けている腹立たしさ、一生涯親も子も被ばくの影響、病気発症への不安を抱いて生きていかねばならない不条理」「原発事故の年の秋、給食に福島産の新米を使うことを知った中学1年の息子は、弁当持参を始めた。約300人の全校生徒の中たった一人だった。周りからの嫌がらせで、息子は学校に行けなくなった。『福島の敵は近くにいる。農家が一生懸命作ったコメを食べないものは非国民だ』とまで言われた。中学卒業後、息子は北海道の全寮制高校に入学した。本人の意思とはいえ、15歳の子を送りだすのは辛かった。息子にも福島で生きる子どもにも、これ以上被害が出ることがないよう祈る親の気持ちを国も県も分かっててほしい」

裁判後の記者会見
 陳述された原告が「この裁判は福島県の全員が原告になれる裁判です。でもなかなか表だって声をあげられないだけなのです。私と同じ思いをしている人は沢山います」ときっぱりと言いました。
 この裁判の原告の思いは少数派ではない。今は黙っていても、健康の不安は拭えない、声なき声が見守っている、味方していると思います。
 光前弁護士が解説してくれました。
 「田村市郡山市伊達市からの反論 ①原告には安全なところで教育を求める権利はないのだ。
→その意味は、憲法、教育基本上の抽象的権利であって具体的奈権利として裁判所で求める権利としては規定されていない。勿論、我々は反論するが、憲法解釈の論争になる。
②田村も郡山も伊達市も年間1ミリSVを切っているのだから、危険な状態ではない、安全なのだといっている。→しかし、土壌汚染は一切無視する。4万bq/㎡の土壌が広範に広がっている事実は反論の余地はない。放射線管理区域を越えた土地で子どもを学ばせていいのか。土壌汚染は内部被ばくの原因になる。予防原則で子どもの安全に配慮するのは行政のやること。我々は徹底して土壌汚染を追及する。」

「国や県は情報提供の義務は法的にはないと主張。そして、たとえ情報提供の義務があってそれを怠ったことで、どれだけ被害をこうむったのか、どれだけ被ばくしたのか、どんな障害を発症しているのか、県民健康調査の結果を出せとまでいう。何を言うのか、ちゃんと情報を出してくれれば、初期被ばくを防ぐことが出来た。いくら悔やんでも取り返すがつかない無念さ、これこそが原告が受けた被害だ。どれだけ被ばくしたか把握もさせなかったのに、国が被ばく量を知りたい、出せと言うのは本末転倒。」と古川弁護士。

「この裁判は過去に例のない、日本史上初めての最悪な人災だ。新しい酒は新しい革袋にもれと言うが、全く新しい判決を引きだしたい」と柳原弁護士。

 弁護士さんの話を聞いていて、国の県の市のあまりの冷酷さに怖くなる。平気で自分たちは瑕疵はないと言い張る、隠蔽してはいけないと法律に書いていないから責任はない。「もし行政に情報提供の義務があったとしても、それをしなかった故にどれだけ被ばくしたか、被害を被ったか立証せよ」なんて、盗人猛々しい。影響はこれからゆっくりと現れるかもしれないのに。子どもを4万Bq/㎡の校庭で遊ばせて平然としている行政、憲法上、規定はないので問題はないと言い募る。日本って、血も涙も愛もない国家だと思う。          (松岡加代子)